Google Spreadsheetで回帰分析

オンライン授業になると、演習がやりづらい。

学生の自宅コンピュータ環境が異なるため、

特定のアプリがあったり無かったりする。

 

そんな状況で重宝するのは、webアプリ。

特にGoogleのサービスは、ブラウザさえあれば

誰でも同じ画面が使えて同じ操作が可能なので、大変助かる。

 

また、Google Apps Script でコードも書けるので、

まー便利。

 

 

というわけで、データサイエンス科目では迷わず Google Spreadsheet

を採用。教室ではExcelだから、以降もスムーズ。

 

ExcelでもGoogle Spreadsheetでも、グラフに回帰直線は

すぐ引ける。散布図を描いて、マウスでちょいちょいとやれば、

できちゃうのよね。

 

 

しかし、、それじゃ統計量も回帰分析もわからんし、

検定したくもならないから、、表計算でちまちま計算してみる。

 

合計、平均、最大、最小の後、「平均は信用できん」という話から

分散、「単位を揃えよう」で標準偏差を求める。

 

分散で「偏差」と「平方和」をやっておくと、後の最小二乗法が

やりやすくなる。後にAIの基礎をやるときにも、便利になるはず。

 

また、単位についてあまり気にしたことの無い学生が多いので、

平方メートル、って、mの二乗になるからそう書くんだよね、

大変もっともだね、なんてことも話しておく。

 

そして、平方が二乗なのも、強調しておく。立方(三乗)も

あるし、平方根、三乗根もあるし、スクエアとキューブだし。

 

 

そんな計算をちまちま進めるには、表計算は便利。

隣の列に偏差、その隣に偏差の平方、と並べられるし

変数を作らなくても絶対参照で平均値が使えて楽ちんだし。

 

セルを選択すると、いつでもその値の正体が確認できるので、

何度も操作して、見て、腑に落ちるまで繰り返せるのがありがたい。

 

ということで、表計算、特にGoogle Spreadsheet、イイね。