怒涛のように溢れる見事なサウンド(または世界最高のピアニストの音に酔った件)

マルタ アルゲリッチの名前は、もう何十年も「世界最高」という意味。 モーツァルトも、ラフマニノフも、ルトスワフスキラヴェルも、 一つひとつの音が輝いて、パワー溢れる見事なサウンド

ホール中に響きが広がって、ちょっと音に酔ってしまうレベル。

卓越した技量で繰り出されるアウトプットは、どんな分野であれ そういうものになる。

コードを書いても、映像を作っても、ライブ配信の音を作っても同じ。 大事なことは「確かな技量と経験に裏打ちされた表現」であること。

「卓越した」技量でなくても、真っ当な、正しい技術がないと、 無駄が増えて、手間と迷いが増えて、クォリティが下がる。

何より「本当にこれでいいか?」なんて考えていたら、 いいものになるわけない。

「ゼロではないので、ゼロよりマシ」というレベルで、 ライブ配信と1人で格闘するのは、なかなか厳しい。

明るさや色の表現、そのためのカメラや編集の設定、テクニック。 音を揃えるために必要なテストと道具立て、チェックと音作りの段取り。 映像づくりのためのライティング(これは経験ゼロ)。

基本的に学ぶのが好きで、新しい技術に取り組むのが楽しいタイプ。 とはいえ、確実な何かを辿って進んでいきたい。

もちろん繰り返しと膨大な時間をかけて経験値をうっすら 重ねていくのも好きだけど、業務上の取り組みとしては、 もうちょっと効率よく進みたい。

というわけで、とりあえず、できる範囲で格闘しながら ちびちび新しい取り組みをこなしていく日々。

(要するに明日のイベントを何とか乗り切りたい)