回答するか、説明するか、主張するか?

卒業制作を進めながら、しばしば教員からつっこまれる学生たち。

 

状況の確認であったり、先行きの見通しであったり、どんな成果を

挙げたか、であったり。

 

何にせよ、きかれたから返事するだけ、なのか、

きちんと説明しよう、とするのか、

或いは自分たちの取り組みを表現、主張するのか。

 

能力的に「どれが」できるか、「どこまで」できるかは

個人差で分かれるが、実際のところは、単に「気分」に

左右される(依存する、と言え、と教えるところ)。

 

 

進み具合や体調によって、なんなら天候によって

変わっていく「気分」。そこへ、どんなタイミングで、

どんな雰囲気で尋ねられるかによって、まー様々に

移り変わっていくことよ。

 

気分に関係なくテクニカルな話ができる、、、はずだが、

経験値のない彼らにとって、そんな事、「しようとも思わん」だろうなぁ。

 

またこの「〜思わん」のも、「思わないぞ」ではなく、

ただ「思ったことがない」「思いつかない」だけであろう。

 

 

指導するポイントもそこにあって、「たまたま」「そう悪くない状態で」

すんなりテクニカルな話ができる機会が持てれば、行動パターンとして

身につけられる可能性は、ある。

 

実のところ、家で家事の分担を習慣として身につけるのと

おんなじなのだが、、(「えー」と思わずに、ひょいとやれたら、習慣づけられる)

彼らは、おっさんの日常と同じだと思われている事は、まぁ知るまいな。

 

 

その「機会」を「捉える」「演出する」のは教師の腕だが、

それにはモチベーションとアンテナを張り続ける体力が要る。

 

そんなわけで、この「夏」は、彼らにとって「成長のチャンス」でもあり、

心身ともに消耗する戦いでもあり。

 

要するに、、、Good luck.