「左手デバイス」には色々あるらしく、画像の編集や配信オペレーションで 活躍しているとのこと。
そんなデバイスのひとつ、Stream Deckを活用すべく練習を開始。
ビデオスイッチャ(ATEM Mini Pro)を操作するにあたり、 複数のキー操作をまとめてワンタッチでできれば助かる。
ミスが減るのもあるが、映像がスッキリする。
最もよくある問題は、2カメに切り替えてPinPにする操作。
入力を「2」にして、PinPの位置を選択(4すみのどれか)してからON。 これでボタンを3回操作することになる。準備よく位置を事前に決めておいた としても、2回の操作は必要。
操作が面倒なだけでなく、映像が切り替わった「後で」PinPになるので、
見ていて明らかに2つの操作に見える。
これをボタン1回操作で実現すべく、Stream DeckアプリとCompanionを インストールしてテストしてみた。
Stream Deckアプリからは様々なプロファイルを選択してインストールできる。 今回は Companion をインストール。
続いて、Companionはwebインタフェイスなので、ブラウザで操作。 あらかじめ ATEM を LAN に接続してIPを取得(DHCP)させておき、 CompanionをIP指定で接続。
そこまで来ると、CompanionのUIでボタンを登録すると、Stream Deckアプリでも 「Companionボタンをドラッグ」するだけで、登録した位置に登録した内容のボタンが 表示される。
まずはシンプルに「CAM1」や「CAM2」ボタンを作る。 ATEMには、「CAM1」にビデオカメラ、「CAM2」にiPadを接続しておいた。
当然、Stream Deckのボタンを押すと、ATEMが操作されて、映像が切り替わる。 「CAM1」ボタンでビデオカメラ映像、「CAM2」ボタンでiPadの映像が表示される。
ここまでだけでも、web記事で見た通りにはいかず、ちょっと悩みながら準備。 大した手間では無いので、大丈夫だけれども。
これで準備が整ったので、「CAM2」ボタンの下に、「CAM2に切り替えて、CAM1をPinPで入れる」 ボタンを作る。
Companionの画面で「KEY1」を選択して新しいボタンに登録すると、PinPができる。 ただし、PinPの位置を決めるボタンは無いので、ATEMであらかじめボタンを押して 選択しておく(これはちょっと残念)。
少なくとも「KEY1」ボタンでPinPはできるが、事前に「CAM2」にしてからでないと 意図した表示にならない。(PinPをONにするだけだから、当然だ)
そこで次に、「KEY1」ボタンをクリックして操作を追加。 入力を「CAM2」に切り替える操作を加える。
すると、「KEY1」ボタンだけの操作で、「入力をCAM2にする」のと 「PinPをONにする」のが同時にできる。
これで、2アクションが1アクションに短縮! これはひと手間かける価値あり!!
あとは、CAM1の映像をキーフレームアニメーションで 縮小させてPinPにするとか、さらに表現を加えていけばよい。
しかし週末、Stream DeckとATEMを両方持ち帰るのは大変なので、 Stream Deckだけにして、土日は「OBSのコントロール」を試すことにする。
とりあえず、実験はOK。